・見えなかったです。
・山手線は運休区間があり中央線などを乗り継いで新宿駅に着いた。新宿LOFTで行われるガワラ祭りに参加するためである。11時すぎに到着したので駅から急ごうとしたが、アルタ前は午前中でも混んでいた。薄いピンクと濃いピンクのパーカーを着た男女の横をすり抜けゴジラの見える通りに入ると午前中なので酒と吐しゃ物と食べ物がまじりあった臭いが鼻に入ってきたので気持ち早足になる。
例の会場にたどり着くと道いっぱいに広がった群集に遭遇した。入場待機列である。
「Oの番号の方から～」
自分はAだったのでアルファベットでも15個ぐらいあんのか！？となったがファンクラブの先行がそれだったようで、O→Aという感じで100番ほど列を後退した。
「何の列？出待ち？？」「パチンコだろ」という声を尻目に入場する。
これくらいなら見えるだろう、「内山悠里菜＆宮原颯希 from DIALOGUE＋」までには詰められるだろう。
トッパーだった。幕が上がると「こんにちは～」という声が聞こえたから。ここで気付く。まったく見えないということに。
斜め前の横にも縦にも広い人（某色のパーカー）、真ん前の背が自分と全く同じの髪が広がってる人、彼らの間にいるまったく動かない（動かなかった）帽子の人（某色のパーカー）……八方塞がりであった。
・ということで見えなかった。顔が見えないなか、演奏者が見えないなかでのライブ体験は貴重だった。「ここの表情がよかった」とか「ここで笑いあった」とか「肩を揺らしていた」という情報はのちの感想ポストにより知る。「見えるかな～」という試行錯誤もしてしまったので、唯一享受できるはずの「音」にも集中できていない。謎キスの青い照明とテンションコード多めな感じが合ってて良かった、気がする。宮原さんのMCが面白かった、気がする。「女子力って……」のところを宮原さんの歌い方が良かった、気がする。
・貴重な一回を不意にしてしまった。普通にもう一回見たいよ。後悔先に立たず。出番が終わり最後列に下がって、でも上半身のみのクラポのニョッキ、ukkaのラップぽいのと9時、ONIGAWARAの岡村靖幸的な曲を聴いて帰宅して祓除の配信を見て「設定」されて終わり。
・ギター練習してみたので聴いてみてください。
