日記

ニュー·センチメンタリティの記録

2023/11/29 #展示されて

・大宮に行くのむずかった。気づいたら我孫子に居たのだから。

 

 

 

・ということで、さいたま国際芸術祭に行ってきた。前情報でbackroomsのような仕掛けがあるということを聞いて、絵を見るとかの集中力が足りない自分でも行けるかと足を向けた。


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・展示は複雑な構造をしている。右側から登ったらたどり着けないところは左から登れば良い、というわけではなく、外側のシアターから降りていかないといけない。大ホールは入っていいのか……?後で気づいたことだが「係員以外立入禁止」が立っていないエリアはどこでも入ることができた。
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・いたるところに人がいる。ジャケットを羽織っている人は確実に施設側の人だが、展示を見て帰ってくると椅子から立ち上がっていたり、姿を消していたりする。「網を破って出ていった」のは本当だろうか?清掃員らしき男性と女性がいたが、何もない所を見つめているし、全く別の場所で出会ったりする。大ホールで老人が弾いているピアノの端はこちらが触ってもよい。公演が行われているときも通ることができるのだろうか?表現の自由について議論しながら「me」について語り合ってる人たちは立ち入れない展示内にいるし、部屋に静かに座っていた女性は、シアターで虚空を見つめているところにも街路樹のところでスマホを構えていたところにも遭遇した。スレッタやアムロの話が漏れ聞こえた和室は、流石に休憩室だったのだろうか?





 

 

 

・すべてを見終え、エリアを出るとハンガーだけでできた巣があった。


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建物を回ると壁から突如売店が登場する。


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最上階の展示スペースの床に貼られていた銀のシールが売っている。鉄格子のむこうから渡された温かいココアを飲んでいると横の扉から人が出てきた。「どうやってここを見つけるの?」「売店と書いてあって…」というやり取りをしている。これはもう楽屋なのだろうか?しかし、その後先程の展示内で話していたような表現の自由や「me」について立ち話をし始めたので、展示の一貫のようにも思えた。隣の公園を走り回る子供らは。

 

 

・大宮が最寄り駅、ということもなくさいたま新都心駅も同等に近い。途中に見える建物はなにかの作品のように見える。
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・周りにあるものはすべて展示されている。さいたま国際芸術祭は遍在している。ココアを飲んだことで舌のやけどができたのも。