日記

ニュー·センチメンタリティの記録

2024/03/07

・2月からボルダリングジムに通っている。週1を目標にしていたが、足の爪の出来物を取る手術をしたため、行けなくなっていた。抜糸して痛みも落ち着いてきたので、今日、約3週間ぶりにジムを訪ねた。

 

 

・受付には、ビギナー体験コースで教えてもらったお兄さんがいた。「お久しぶりですね」みたいな旧交を温める時間になるかと思いきや、カードの裏面を見て、「…さまです、ね」ぐらいの、初対面のノリだった。認知。大勢の中のひとりでしかない。しかし、後から来たおじさんは「福島から行くからさー」などと盛り上がっている。何回来ればこうなるのか?それとも一生このまま?人間関係リセットとはよく言うが、初めて一月でも自分の関係構築力に絶望させられる。

 

 

 

・着替えて壁に向かう。配置が変わっていると思いきや、3週間前と同じである。張り紙には「3/12まで」とあった。よかった。ここはリセットされていない。前回できなかったコースに挑み直すことができる。

 

 

 

・前回できたコースを登り直してクリアして、できなかったコースを登り直したが、やはりできなかった。6級。YouTubeで見たように腕を伸ばして、足の反動を使って、掴んで……掴めない。石を撫でてしまう。ボルダリングは雲梯のように体を動かせば良い。いや、結構握力と腕力がいるみたいである。「保持力」という言葉があるくらいには筋肉ゲーだ。

 

 

 

・登っている後ろで、福島おじさんがスタッフの女性と話している。ス「宮城はよく行きますね」福「宮城って何もないよね」ス「そうですかー?実家があって」福「でも……」でも、じゃねえよ!!ごめんねだろ!実家がある場所だぞ!!こういう「引き返さなさ」が、おじさんの会話の悪いところだよな……と思いながら、何度も滑り落ちた。手の皮が剥けたので、横に降りて休んでいると、福島おじさんは2級をスイスイ登っていった、「引き返さず」。ボルダリングが上手くなるには、会話を強引に持っていく力、「保持力」がいるのか。勉強になりました。

 

 

 

 

・今回は藤井青銅トークの教室」に従い、森の中を進んでいくように、そしてなるべく自分が惨めだと思ったことをテーマに書いた。そうすると、一回の日記に書く内容は絞られてくるから面白い。ラジオの投稿の参考にもなるんじゃないかな。