・すずめの戸締まりを観た。日本全国の廃墟の絵が美しかった。見捨てられた場所を救いにいくような巡礼の旅。
今の福島が描かれ、地震と向き合い、包み込むようなアニメ映画を観たことがなく、新海誠監督がエンタメを背負ってるような覚悟を感じました。
あと、前に海に沈めちゃった世界へのお詫びもあるのかもしれない。ちゃんと戸締まりしないと。
ただ、主人公ふたりの生活が断片的過ぎて、君の名は。、天気の子よりも魅力を感じられなかった。生活の描写はもちろん、スナックとか民宿とかであったけど、
朝起きて飯を食べて「行ってきます」とか、ホテルでホットスナックを一緒に食べるとかの描写が好きなので、もの食わぬ椅子!!という悲しさがあった。
また、場所の移動がすごいゆえに、各々の土地への記憶が曖昧である。何度も観るしかないのか??
脇役は依然として最高でした。