日記

ニュー·センチメンタリティの記録

2024/03/15

YouTubeのコメントに対して「素人が意見するなよ」と言っているパーソナリティにポッドキャストやラジオで立て続けに遭遇してしまった。「ガチで見んなよお笑いなんだから」という気持ちと「お笑いでもガチで見てしまうほどの迫真さ」は常に両立する。

 

 

・批判、そして批評とそれに対する応答には長い時間がいると思う。是枝監督が怪物について対話している。

映画『怪物』クィアめぐる批判と是枝裕和監督の応答 3時間半の対話:朝日新聞デジタル

感じさせてしまったこと、痛みを誘発すること、特に抑圧されてきたクイアについてそうしてしまったこと、それらを説明して反省している。

 

 

・もちろんYouTubeのコメントもSNSの感想も正当性なんてないだろう。それで傷ついている人もいるし。現に最初に「素人が意見をするな」と明言していた訳だし。正当に批評したい、それはリスペクトでもある。だったら、noteなどで筆を執るのが必要なのだと思った。「ガチで見ざるを得ないほどの迫真さがあったのですよ」。

 

 

 

トークの教室とヘヴンを同時に読んだ。他人に面白く聞いてもらうためのトーク方法は、不特定多数の会で役立つように思った。基本的に飲み会は苦手だが、楽しくなるための会話ができるに越したことは無い。ただ、ヘヴンでコジマが言っていたように、曲げてゆがめて合わせることは負けなのかもしれない。百瀬側の「したいから」で回していくマジョリティに迎合することにつながる。一方で斜視を直したら世界は美しかった。0と100ではなく、自由と強制であり、訂正していくものであり。