・夜の部に間に合ったので、「こじつけ」てきました。
・学園モノという噂、屋久ユウキ氏ということで、斜めな見方でガハハ系かと思っていたが、斜めな見方でうおお系でした。
・まず、宮原さんと村上さんが出てきて、変わらない毎日について独り言ちて、おもしりを歌います。めっちゃええやんなダウナーな主人公と、よくわからん友達?とりあえず、羽田のアコースティックライブを思い出しつつ、歌が上手い!と思った。
・そして、謎部活「日常研究部」。これは幼稚系ですね。
- メソッド:学園モノを成り立たせるには?
謎部活を立ち上げましょう!
木の枝が折れてて、子供が風船を取るために登った?「はいはい、このリアリティラインね、ふむふむ……」と思いました。
でも、音楽室に飛び込んでから、ガラッと変わって(赤い照明)、「ガチ怖い系だ……」と、椅子に座り直しました。
・学校の事件は地方の新聞を調べればいいのか!とか思っていると、事件後に名前が変わったとかいう、いわくつきの学校であることがわかったし、音楽室の鍵は、顧問が持ってるし何なんだ。
・ダウナー宮原さんと謎村上さんがふたりで喋ってるのに、声太稗田先生は、ダウ宮にしか話しかけないし、「永遠の、延々と変わらない日常より、一瞬の楽しい瞬間を作るのよ(曖昧)」とか言ってくるのも何なんだ。
・でも、その言葉で心が変わったらしいダウ宮、いやアッパー宮は、
「音楽室は、昔こじつけ部の部室だったし、ココアはこぼしちゃったし、メトロノームじゃなくて指し棒だった」
とか言ってらあ!
何なんだ。
・そして、楽しく踊って終わりです、いい曲だなあ。え?終わりでいいの?幼稚系か?
いや、違うんじゃないでしょうか。
・これは、謎部活事件解決系学園モノではなく、「ドキュメンタリー」説があります。
・音楽室で人が死んでいて、先生らはなにか知っていて、でも、もう彼女らの中では終わっている。何が起きたかを解き明かすストーリーにも出来るはずだが、もう、世の中にありふれてる。本当の「幼稚系」ですね。
・フィクションとは違い、現実の大抵の事件は未解決である。落とし所を「こじつけ」て解決風にする。こじつけて楽しく暮らしてる。この朗読劇は、それを記録しただけ。全然幼稚系じゃなくて「現実」なだけ。リアリティラインとか言ってる前に、リアリティそのものだっただけ。だから、「ドキュメンタリー」だと思いました。
・そして、お前の「こじつけ」た現実は何なんだ?と、考えさせられてる。彼女らのこじつけを幼稚系だと思って笑ってるが、これは現実で、幼稚に見えてるお前が幼稚なだけ。
「楽しく暮らしてるお前だって、こじつけてるんだぞ」
と言われたような気持ちです。見ないようにしてること、忘れたつもりのこと。心の中の謎村さんに、時々会いに行かなきゃな……
・明日は、僕の誕生日記念フェス、SPARK2022に行きます。*1
*1:こじつけ